東天狗岳(北八ヶ岳) 1996 1・20~21
渋の湯~黒百合ヒュッテ(泊)~東天狗~中山展望台~高見石~賽の河原~渋の湯
自宅を5時15分出て登山口である渋の湯に9時15分着
10時半歩き出し 明るい木漏れ日の樹林帯を気持ちよく歩く 木の枝から落ちる雪が宝石のようにキラキラととてもきれ~い!
黒百合ヒュッテまではアイゼンとストックだけで充分 1m以上の積雪だったが良く踏まれていて歩きやすく だらだらした登りだったので楽だった記憶がある
風も無く歩行中はフリースなしで快適に歩き ヒュッテには 13時15分到着
一休みしたあと雪山に慣れていないカルディナのために ピッケルの使い方の練習に天狗の奥庭まででかける
ヒュッテでは宿泊者が単独行の女性一人と私たちの3人だけなのでこたつで夕食
フリースを羽織るだけで充分の暖かさを用意してくれたし 夜は布団の中にアンカを入れてくれてぬくぬくでぐっすり眠れた
宿泊者が少ないので小屋の中も寒いだろうと覚悟していたからこの対応にはとても感動した
翌日も良い天気 ヒュッテを7時25分出て 前回は天狗の奥庭から山頂へ向かったので今回は中山峠から登ることに・・・
稜線に出ると風も強く 寒さも一段と厳しい 滑落しないようにピッケルを使い 一歩一歩確実を心がけて進む
山頂はそれはそれは素晴らしい景色だったが寒くて長居ができなかった
中山峠から中山展望台までは降雪後にあまり歩いていないらしく踏み跡もあやふやだし吹き溜まりはすごい積雪量 胸までもぐりながら登る
展望台も素晴らしい景色だが踏み後が無く 道標も雪ノ下
無雪期に一度歩いているので迷うことなくルート発見できてホッ(^-^)
高見石から渋の湯までは良く踏まれていて安心して雪景色を楽しんだ
少し気が緩んで10本つめのアイゼンに慣れていないカルディナは前つめをスパッツに引っ掛けて突然倒れること2回 気がついたときは倒れている・・・状態
なぜ倒れているのか 自覚が無いという恐ろしい状況(樹林帯なので笑って済んだ)
急斜面でこんなことになったら確実に滑落している もしかしたら滑落事故の幾つかはこんなことが原因かも?
渋の湯の登山口に13時半帰り着き 渋御殿で温泉に入ったが入浴者が少なく 浴室が寒くて湯船から出られない!
それもお湯が冷めるので蓋をしたまま首だけ出して湯につかっているという情けない姿
今思い出しても一人笑いしてしまう・・・ともかくもカルディナのちょっと本格的な雪山体験が無事に終わりました