針ノ木岳縦走 2003 9・7~9
先輩に もう行けるよと勧められてから何度計画倒れしたことか。
扇沢~針ノ木峠~蓮華岳~針ノ木小屋(泊)~針ノ木岳~スバリ岳~新越山荘(泊)~種池山荘~扇沢
家を4時半に出て 中央道をひた走り 扇沢に8時40分到着。
仕度を整えて9時20分出発。
久しぶりの縦走 荷が重い。
ゆるやかに登り きれいなブナ林になると大沢小屋が近い。
一休みして再びゆるやかに登ってゆく。
雪渓に入り 簡易アイゼンをつける。
白馬大雪渓より短かったけれど狭いので落石が怖かった。
下山してくる人がたった今 落石があったと教えてくれる。
ほんとに大きな岩が転がっていた。
落ちたばかりで不安定なので注意して通過する。
雪渓が終わってからが本番 お花畑の中をぐいぐい登る急登の連続
きつかった~!
針ノ木峠の小屋に15時に着いたが もう 蓮華岳に登る元気が無い。
登っておけばよかったと翌日 後悔する。
峠からの縦走路と鹿島槍 遠くに白馬岳も見えている。
翌朝 蓮華岳に登る。広い登山道で楽な登りだけれど ガスに巻かれたら怖いかも?
あいにく展望はまったくなかった。
針ノ木小屋に戻り いよいよ針ノ木岳に出発。
雪渓の向こうに爺ヶ岳
山頂直下は不安定な岩場。落石に注意しながら進む。
スバリ岳に向かい 長いガレ・ザレの急斜面を滑らないように気を使いながら慎重に下る。
ここは登る方が安心かも。
一息ついたところで前後を振り返る。
後に針ノ木岳
岩稜帯を巻きながらスバリ岳山頂に到着。
眼下にエメラルドグリーンの黒部湖が見える。
ここから赤沢岳までは岩場の連続だが クサリもないし 私としては針ノ木岳からのガレ・ザレの急斜面の下りの方が緊張した。
急登があったり 気は抜けないが稜線漫歩したり・・・
子サルを連れたサルの一家に遭遇し 目を合わさないようにしたり・・・
細い登山道。 こんなところがマイナーな感じ。
次に目指す赤沢岳はどっしりした大きな山だ。
ここからは緊張もなく稜線漫歩を楽しむ。
あいにくガスで何も見えないのがくやしい。
時折眼下に見える黒部湖を眺める。
鳴沢岳から樹林帯を急降下し 15時 新越山荘に到着 宿泊。
3日目はいい天気だが小屋の前に見える針ノ木岳 蓮華岳には雲がかかっている。
雲が取れていたらどんなに素晴らしいだろう!
短い急降下があるけれど快適なプロムナードが続く。ルンるん♪
残念ながら立山の山々 剱岳は頭を雲の中から出してくれそうもない。
はるかになった針ノ木岳とスバリ岳 赤沢岳 鳴沢岳 岩小屋沢岳
大満足 充実した気分で柏原林道を下り 12時 扇沢に戻る。
1泊2日でも歩けるが2泊3日にするとゆったり楽しむことが出来ると思う。