ひょこっと焼岳へ(北ア) 07・9・27
上高地から当たり前のように何度も見ていた焼岳だけど 何故か登りたいと考えたことがなかった。
我家の夏山が所用と台風のお陰で消えてしまいがっかりしていたところにカル2から打診がありました。
改めて調べてみると意外と魅力的かも?
ということで出かけてきました。
今回は上高地に入らず 新中の湯ルートをとることにしてピストンか 上高地に下るかは山頂で考えようと・・・
前夜 神奈川県の我家を出発。
沢渡の手前の 道の駅 風穴の里に夜中の1時に到着
すでに何台か駐車していて就寝中のようです。
満天の星空を期待したけれどまぶしいほどの月明かりでした。
翌朝は雲が多いもののまずまずの天気。昼頃から晴れるという予報に展望を期待して中の湯温泉旅館の先 10号カーブを過ぎ 1分ほど走ったところにある駐車スペースに移動します。
行程時間等の詳細は カルさんの山遊び日記2 を参考にしてください。
歩き始めは平坦道が5分ほど続き かの車のスクラップを過ぎたあたりから少しづつ傾斜がついて行きます。
少し急登になってきました。バテないようにユックリを心がけて登りますが前回の杓子山に比べて涼しいので大丈夫そう・・・
ふと見上げると大好きなブナの大木が・・・見渡すとブナ林になっていました。
俄然 元気が沸いてきます。
急登の期間は短く すぐ楽な道に変わり あたりはモミ・ツガ類の林に変わっていました。
ほんとに良く整備されていて 傾斜もゆるゆるにつけられているし とても歩きやすいです。
光の少ない森の中なので花類は少なそうで退屈するかもしれないけれど登山道の変化が飽きさせない気がしました。
2000mの案内板が過ぎるとカンバ類が現れて明るい林になり 思わずスキップしたくなるような道です。
ベンチのある小広場のすぐ先に釜トンネル入り口からの中の湯ルートが合流してきました。
背後の山々には雲がかかったまま 正面に見える焼岳にもガスがかかっています。
まだ 9時 山頂到着時にはガスも取れるさ と慰めあっていたら南峰方面に青空が見えてきました♪
久しぶりの高山雰囲気たっぷりの風景に心躍ります。
秋も深まってまもなく艶やか色に染まるのでしょう。
あちこちの花たちはドライフラワー化しています。
最後の急登もかなりな勾配だけれど ほんとに良く整備されていて浮石もなく 安心して歩けました。
稜線の分岐からは岩場になるけれど すぐ北峰山頂の足元に出ます。
硫黄の臭いが強くなって噴煙が上がっているすぐ脇を登ると そこが山頂です。
残念なことに真っ白けです。
風が強いし 少し青空も見え隠れするのだけれど・・・
ここからの展望を見るためにやってきたのに残念です。
晴れてきたら登り返せばいいと ひとまず山頂から降りて根元で風を避け ランチしながら回復を待ちます。
登ってきた登山道がよく見えます。
結構な勾配だったのねえ。
時々 サァ~ とガスが流れるので 弱足ママさん からのメールの応援も力にして
ガスの切れるのを1時間半待ったけれど・・・だめそうです。
山頂から下ってくる人
下山は 二転三転したけれど結局 上高地に決定。
下り始めは岩とザレの道 ずりっ ずりっ とすべります。
登りに使った方が歩きやすいかもね。
スニーカーで登ってきていたカップルさん 足を痛めていないといいけれど。
中尾温泉との分岐を少し登り返すと 焼岳展望台
地図で確認してから登ってゆく先行者の姿が見えます。
振り返ると焼岳はしっかり雲の中 う~ん かえすがえすも残念!
フアーと暖かい風が・・硫黄の臭いもする・・すぐそばに幾つかの小さな噴火口がありました。
展望台のすぐ下に焼岳小屋があり またすぐ気持ちのよい笹原に出て
いよいよでました!長はしご!
しっかり掛けられていたので危険は感じられませんでした。
この先 短めのはしごが連続するけれど最後の横はしごだけはオイオイ と言いたくなりました(笑)
上高地が見えながらもなかなか長い下りでした。
腹を決めて登りに使った方が楽しいのかもしれません。
もうじき林道に出る という付近で出あった自然林の林がとてもいい雰囲気でした。
上高地の穴場 また一つ 発見!
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