黄葉の始まった丸川峠~大菩薩嶺 2007・10・23
前回 会津駒ケ岳に奪われてしまったコースを歩いてきました。
裂石~丸川峠~大菩薩嶺~唐松尾根~上日川峠~裂石
上日川峠付近
コースタイムなど詳細は カルさんの山遊び日記2
を参照してください
何度も訪れているせいか大菩薩というと どうも油断しがちで また 寝坊してしまい遅めのスタートとなりました。
裂石を過ぎ 丸川峠への駐車スペースに8時55分到着
すでに満車状態 危ない危ない!すべりこみセーフ!!
すぐそばの上日川峠への林道が通行止めでゲートがしまっていたので何組か地図を見ながらわいわいしています。
すぐ 近くの山に変更したグループもいました。
引き出しが多いとすぐ対応できるのですね。
今回は始めから林道を使わない計画だったので下調べはしなかったけれど やはり林道を使うときは下調べは必要だと再認識しました。
甲斐大和から入る上日川ダムの方からは上日川峠まで入れます。
帰りに下る道で工事現場が望まれましたがかなりひどいがけ崩れで 相当時間がかかりそうです。
9時29分 私達は予定通り出発です。
始めは沢沿いの林道歩きです。このあたりの黄葉はまだまだです。
右下に見ていた沢がいつの間にか左に来て あれ? と振り返ってみたら橋でもないのに道が沢の上を乗越しています。おもしろ~い !
登山道に入りいきなり急登です。 前回の会津駒よりきついなあ と思いながらひたすら頑張ります。
途中で一休みして 時々 よっこいしょというところがあるような急な登りをモクモク歩き続けます。
ふと見上げるとなんと!白樺だア・・・きれいだねえ♪
周りを見渡すといつの間にかカルディナ好みの綺麗な林になって 登山道の傾斜も緩んできて 色づき始めた木々を愛でる余裕も出てきました。
カラマツ林も出てきて 赤く色づいた木が時々混じるようになって ルンるん♪
再び 傾斜がきつくなり1500mを過ぎたあたりで黄葉を眺めつつ ひと休み。
体が重そうだねとムチが入るけれど1時間も登ればお休みモードになりま~す。
見上げてもまだ上がある・・・けれど始めほどきついとは感じなかった。
まもなく赤く色づいた木に歓声を上げ 道も平坦になり 丸川荘へと続きます。
付近は色づき始めたところで盛りは鮮やかで綺麗になるだろうと思われますが 黄葉する前に枯れていた木も目立ちました。
丸川荘の小屋番の只木さんは木工の部で表彰されたそうです。
小屋内に手作りの仏像や木工製品が飾られていました。
私達は匂松の端切れで作られたストラップを買いましたが 時々磨いて 忘れた頃にオリーブ油で塗り磨きをするといい色が出て陽にかざすと透けて見えるようになるよ。
いろいろ試行錯誤しているようで どんな風に変化するか 見せに来てよ。といわれました。
気さくな とても人柄の良いおじさんでした。
もちろん 大切にしていつか見せに行きますよ。
見たことのないカラマツの花の話も聞かせていただきました。
5月20日頃 咲くそうで カラマツが下の方まですそを広げたところでないと見えにくいので大菩薩では雷岩で見たことがあるそうです。
楽しい時間を過ごさせていただき 大菩薩嶺に向います。
最後まで尾根を巻きながら登ってゆく1時間20分でした。
北面なので日影で赤がなく黄色も始まったばかりでした。
しっとりした雰囲気はステキだけれど変化がなく 少々飽きてきました。
高度計と時計を見ながらまだかなあ? まだかなあ・・・下山してきた人に道を譲っていただいたらやっと頂上到着です。
先着していたカル2によると 先ほどまでいっぱいの人がいたけれど さっさと行ってしまったよ。
展望も何もないのですものね・・・いつも思うのだけれどかわいそうな山頂。
と・・言いながら私たちも見晴らしの良い雷岩でランチを摂りました。
13時半を過ぎていたので富士山や南アルプスはぼやけています。
朝はきれいに見えていたそうですが きょうの目的はほかにあったので まあ いいか・・・
雷岩のこの場所が好きなんですねえ。
初冬の暖かい日にぼんやりと2時間も日向ぼっこをしたこともあります。
予定では大菩薩峠経由のつもりでしたがこの時間 写真を写しながらでは日が暮れること間違いなしなのでパスして唐松尾根を下りました。
時々 木の間越しに見える色づいた稜線に寝坊したことが悔やまれます。
介山荘からの下り道も私好みの樹相 綺麗に色づいているだろうなあ・・・
福ちゃん荘から稜線を見上げます。
上日川峠に近づくと黄色の世界です!
鹿の親子?姉妹?お食事中でした。
丸川峠のヤナギランも被害にあったそうです。温暖化のせいもあるけれどね と丸川荘の只木さんもおっしゃっていましたが・・・
お花は食べないでねとお願いしました。
上日川峠の広い駐車場には甲斐大和方面からは入れるので何台かの車が止まっていました。
タクシーも迎えに来ていました。
通行止めのゲートの横から登山道に入ります。
綺麗な林の中を 始めなだらかに下り 徐々に急降下してゆきますが 良く踏まれてとてもいい道です。
楽をしてばかりで 38年ぶりに歩きますが まだまだ使われているんだなあ と思いました。
丸川峠への道よりずっと歩きやすく傾斜もきつい!ほどではありません。
何より 太い木がたくさんあり 最後までとても気持ちのよい森の中の道でした。
石丸峠から上日川峠に下りたこともありますが 上日川峠近くの道もカルディナの好みの林だったので きっと綺麗に色づくのではないかしら。
いつか また この森が色づく頃 裂石からこの道をたどり 上日川峠から石丸峠に向う道を散策するだけにでも来たいと思います。
16時56分 林道に降り立ち 千石茶屋の脇から車道に出て すぐまた登山道に入り17時6分 ゲートに到着
愛車に17時8分帰り着きました。
ヘッドランプが必要になるかなあ と覚悟していたけれど まだ明るいうちに車に戻れて良かったこと。
写真ではフラッシュをたいているので夜のようですが・・・
大菩薩の湯に入る頃 暗闇の世界になり 十三夜の月が輝いていました。
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