先日花情報を頂いた人から 雪割草 カタクリが満開 見頃は今月いっぱいまでと教えていただきました。
そうと聞いては来年まで待ちきれないね と相談がまとまり 急遽 ばたばたと仕度をして夜のうちに新潟へ・・・
途中のSAで仮眠 温度2~3度。
教えていただいた米山山麓の里山へ向います。
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昨年の米山さんです。
簡単な地図も書いてくださいましたが 軽トラックがぎりぎり通る林道を行くというので我家のエックス君は無理でしょう と他からポイント地点に向うことにしました。
里山付近からの昨年の米山さん。
地形図をコピーしてコンパス 双眼鏡を持参。
地形図にある道のしるしのところから山へ入ります。
周りの標高は200メートル前後の山々。
細いけれど落ち葉ふかふかの気持ちいい道が上へと続いています。
道の周りにはイカリソウの葉っぱがいっぱいです。
花が咲いたらずら~と並んで おで迎えされそう。
オオイワカガミの大きな葉っぱもたくさん たくさんあります。
すごいです!
さっそくお花をゲット!白花のショウジョウバカマ。
ものすごく大きな株でたくましい~
白花のショウジョウバカマは何回かお目にかかってきてるけれどこんな里山で?
登るにつれカタクリがいっぱいです。
天気が良くないので開いてくれません。ちょっとがっかり・・
それにしてもすごい数のカタクリ 雑草のようで踏まずに歩くのが難しいくらいです。

峠に出たので地形図とコンパスで向う位置を確認。
この尾根は確かに歩かれているようではっきりしていたのでふかふか道を気楽に楽しんで歩きました。
エンレイソウ
朝はしぼんでいたのに帰りは開いてくれました。
いよいよ谷に下りてゆきます。
迷子になったら怖いので珍しい大木をカメラに納めながら 時々振りかえりつつ 下って行きます。
カル2の頭の中には地形図がある程度入っているようなので信頼はしていますが・・・
日差しも出てきたのでカタクリが開き始めてきました。
でも・・・想像していた色ではないです。
昔 諏訪の山で色の濃いカタクリの群生を見たことがあるので期待していたけれど土が違うのかしら?
それでも右に左に咲き始めているカタクリはきれいでうれしい。
カル2が斜面で何か写真を撮っています。
何があるのかと覗いてみたら すご~い!
白花のショウジョウバカマが群生して咲いています。
カタクリとのコラボもきれいですが 日陰なのでカタクリは閉じているものが多くて残念。

谷底に下りるとどろどろずぼ!
新潟の山を歩くときは長靴だよ といわれていたのでカル2は長靴ですがカルディナは登山靴です。
すでにどろんどろんです。
小さな沢沿いに何度も沢を渡り返しては進みますが道というものではなかったです。
沢も1本ではなくなり 合流してくるので 同じ道を引き返すとき 迷いそうになりました。
御用心 御用心。
両側の山肌は相変わらずカタクリが主ですがキクザキイチゲも満開で大きく開いて咲いています。
ネコノメソウも群生していると黄色が目に付きます。
せっかくだけれどカルディナでは腕が足りず黄色が出ません。
薄紫色のキクザキイチゲ 発見!
先日 薄紫色のキクザキイチゲもあると知ったばかり。ワォ~♪
あちらこちらにあります。
ワォ~!ワォ~♪♪
斜面一面に咲いています。
カメラに納めたら色が飛んじゃった。白に見える~(泣)
ぬかるんだ田んぼのようなところもありますが、このぬかるみには足跡もたくさんあり 空き缶も捨てられて 人の気配がします。
ちょっと安心したら この踏み跡もすぐ消えてしまいました。
山菜採りに来る人でしょうか。きのこかな?
何があるんだろう・・・
左右の雑木林は登ってみたくなるような雑木林です。
気持ち良さそう。
カル2は踏み跡を探しながら進んでいますがカルディナは後ろから時々方向チェックします。
信用しないわけではありませ~ン。
小さな沢沿いを道なき道を倒木をまたいだり くぐったり お花ウオッチングしながら楽しいです♪
チャルメラソウ
さらに雪割草発見!株は少なかったけれどうれし~♪
紫色の花です。やはり 角田山で見た花は自然のままだったのね。
万が一迷っても谷から尾根までの高さが低いのでコンパスがあれば方角を決めよじ登ればいいので余裕が持てます。
地形図とコンパスってこんなときに心強いなあ と思いました。
水音が聞こえると何故か 安心感があるけれど遭難者が谷に下りてしまう心理がわかったような気がしました。
それまでの沢より大きめの沢を渡り 鉄板の橋を渡ったところで古い林道が消えてしまいました。
再び 渡った沢を渡り戻り 沢の流れる方向に向きを変えて進むと いつのまにかはっきりとした踏み跡となり 細いながらも道となり 教えていただいた林道に出たようです。
日本海も見えています。
JRの送電鉄塔もあり 軽トラのわだちもあります。
やっぱり 一安心。
送電鉄塔への巡視路から再び山へと入りましたがカタクリは相変わらず踏まずには歩けないほどの数が咲いています。
残念ながら今回も雪割草の群生地にはたどり着けませんでした。
朝の谷に降り立ち、朝 通った自分達の踏み跡を探しながら同じ尾根を登り返して同じ道を下り 愛車に戻りました。
秘密の場所は秘密のままがいいのかもしれません。
同じ雑木林だけれどやはり 関東地方の雑木林とちょっと違います。
この里山には充分楽しませてもらいました。
キクザキイチゲ
海が見えたり 高速道路が見えたり 送電鉄塔があったり 米山さんが見えたりして目印が幾つかあったので不安なく楽しめました。
オオイワカガミの群生もすごいものがありました。
お花の時期に来てみたいものだと思いました。
花達が雪国育ちらしく たくましく しっかりしていました。
高尾山日影沢のお花たちが弱々しく感じられました。
弥彦山へも行く予定でしたが この里山で充分楽しませてもらったし 時間的にもタイムアップとなってしまったので来年の楽しみを残して帰ってきました。
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