八ヶ岳のツクモグサ(横岳周辺) その1 2008・6・17
いつか見たいと思っていた ツクモグサ
本州では八ヶ岳と白馬岳しか咲かないという貴重なお花
でも お花の時期が残雪期
稜線に嫌な感じで雪が残っていたら・・・と二の足を踏んでいました。
今年は 6日から7日の情報で 稜線には雪が残っているのは一ヶ所だけ
そこも問題がなさそう。
文三郎尾根の上部には雪は無し 地蔵尾根の上部のトラバースのクサリ場に残雪があるもののクサリを使えば通れそう。
山小屋発信の情報もゲット!
さらに お花が咲いたよ との言葉に 今年なら行けるかもしれない・・・
ところがいろいろ予定が建てこんでいる・・・
お花のチャンスには1日しか空いていない・・・
太陽がなければお花はしぼんだままだし・・・しばし悶々
天気予報が”吉” と出たので 前夜車中泊 日帰りで決行することにしました。
美濃戸~南沢~地蔵尾根~横岳~硫黄岳~北沢~美濃戸
前夜 途中の中央道のSAで仮眠
いつもなら 日の出とともに目が覚めるのに この日は寝坊してしまい しまった
すぐに 美濃戸のやまのこ村(小松山荘)の駐車場に移動
1日1000円です。ネットで割引券も手に入れられます。
美濃戸周辺はレンゲツツジ 山ツツジが見頃です。
仕度をして6時半出発。南沢で行者小屋へ。
カルさんの山遊び日記2 に時間等詳細を載せてあるので合わせてご覧ください。
きょうはのんびりしていられないのであまり写真は撮らず 黙々と先へ進みます。
沢の水音がゴーゴー唸っています。
しばらく左岸沿いに進むと沢を横切る地点に赤テープが二つありました。
沢をのぞくと漂流物(大木)がすごく 一瞬 ここを渡るの?
右岸に登山者が二人下っているのが見えます。
少し下に 渡れるところがあったのかしら?と思っていたら お二人とも引き返してきました。
以前あった橋も流されたようです。
記憶にある登山道は右岸ですし 渡るしかありません。
カル2が適当な場所を見つけて渡り カルディナもおっとっととしながらも渡り終えました。
二人の女性登山者も少し離れたところからおっとっとしながら渡っていました。
その後は道は沢から離れて高い位置にあるので問題なく 雪解け直後のわりには歩きやすかったです。
もっと 残雪があったり 水が流れ出ているかと思っていました。
カルさんずの休憩ポイントで一休み。
沢ははるか下の方で水音も小さく聞こえます。
ここで2回オコジョに出会っているのですが 今日はお留守のようで気配がありませんでした。
再び 歩き出し イワカガミ発見♪このピンクはうれしいですね。
この後 現れる小さな流れは水量は少し多いけれど静かにながれていて問題無しです。
道の解りにくいところは新しい赤いテープがつけられています。
だらだらと登ってきた登山道も更にゆるやかになり 一度 河原に出ますがお腹がすいたのでここで朝食とします。
小屋はすぐそこなのに空腹には勝てず カルさんずは良くこの河原で休憩します。
行者小屋は人も多く なんとなくこの河原の方が落ち着くのです。
休憩後 再び樹林帯に入ると雪が少し残っていました。
中心を歩くとずぼっといきません。
行者小屋に到着。 素晴らしい景色です。
横岳から赤岳~中岳~阿弥陀岳がずら~り!
カルディナには日帰りで赤岳~硫黄岳を回るパワーはもうありません。
稜線でユックリした方がいいと地蔵尾根を登ります。
樹林帯を登りはじめてすぐ 雪がずいぶん残っています。
中心をはずさなければ苦労はなかったです。
ひなたの登山道は良く乾いて歩きやすいもののきついきつい登りです。
ずいぶんと手入れがされていました。
以前は猛急登でザレザレ ずるずるの歩きにくい道だったので覚悟して来ましたがとてもありがたいです。
稜線に出るまでの辛抱さ! と半歩づつでもいつか着くよ・・・と自分に言い聞かせて急登を凌ぎました。
一番目のクサリ場到着。
どちらを通ってもいいよ。と言われましたが巻き道を選んで左の階段を登ります。
クサリ場・ 階段はしごの連続の始まりですが 展望はますます どんどん素晴らしくなってきます。
この日は岩がしっかり乾いていたし よく手入れがされていたので不安なく ふ~ふ~言いながらも素晴らしい展望に励まされて 慎重に でも快適に登ることができました。
雪の残りが気がかりだったトラバースのクサリ場は雪がまったくなく クサリに頼らずとも通過できます。
ツクモグサが咲いていたというあたりを探してみたけれど見つかりませんでした。
10日前なのでもう 咲き終わってしまったのかもしれません。
遠くの雲が動いて北アルプス がうっすら見えました。
阿弥陀岳の右奥にも雪の山らしいものが見えています。
双眼鏡 忘れて失敗した~
こんな天気は予想していなかったのです。
皆様!フーフー ありがとうございま~す
阿弥陀岳の山頂や 赤岳~中岳の稜線にもピンピンと針が出ているように登山者が見えます。
赤岳への登山道にも登山者の姿が見えます。
人ってすごいですね~。
あんな急斜面を登ったり下ったりするのですから。
いざ あの中に突入すると目の前のことに戦っているうちにいつのまにか山頂に着いたり 展望荘に到着できたりするんですよね!
登山道って 人って すごい! て いつも思ってしまいます。
6月半ばの平日の八ヶ岳にこんなに人がいるなんて思いませんでした。
振り向くと緑の尾根が続いています。県界尾根です。まだ歩いたことがありません。いつか 歩くことがあるでしょうか。
こちら側の尾根は まだ 雪が残っていそうですね。
一休みしてお花に逢いに行きます。
まだ 待っていてくれてるでしょうか・・・
その2 に続きます。
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