ハコネサンショウバラの不老山ハイク (西丹沢) 2008・6・6
西丹沢の不老山(ふろうさん) 昔から名前は知っていたけれど 薄暗くて重いイメージの山だったので敬遠していました。
2~3年前 ハコネサンショウバラがたくさん咲くとの情報をいただき 出かける気になっていましたが梅雨の時期 なかなかうまく行きません。
前夜の天気予報で雨にはならなそう・・ということで出かけてきました。
コースの詳細は カルさんの山遊び日記2 をご覧ください。
丹沢湖~浅瀬~吊り橋~世附峠~不老山~世附峠~樹下の二人~往路を下り~浅瀬
我家から車で1時間半ほどで駐車場に到着。
丹沢湖を横断して世附川沿いの駐車場できれいなトイレもありました。
世附キャンプセンター きこり村の前です。
世附(よづく)・・・と読みます。
なかなか覚えられませんでした。
仕度をして出発。しばらく平坦な車道歩きです。
周りは白いウツギが満開であちこちらでたわわという感じで咲いています。
浅瀬のゲートに到着してびっくり 駐車スペースには15台くらい止って満車状態です。
車は先へは入れません。
すわ!サンショウバラねらいかしら? と思ったら釣師さんのようです。
ゲートのわきをすり抜け(ゲートの上からも行けます・・こちらにはトイレがあります)川沿いの林道を更に歩くと 分岐に出合います。
雨の後のワリには水がきれいです。
夕滝・切通し峠方面を選び さらに3分ほど歩くと吊り橋があります。
カル2も無事渡ったし 吊り橋を信じて余裕で手を上げるカルディナです。
すぐに植林帯の登りとなり 大きくジグザグしているのでとても登り下りしやすいです。
20分ほど登ると雑木林となり いい気持ちで歩けるようになります。
ゆるやかに登って下ると小さな丸木橋を渡ります。
ベンチがひとつ 用意されています。
植林帯と雑木林 交互に現れますが 手入れ中の明るい杉林です。
きつい傾斜もなく ゆるゆると登って行きます。
杉の植林帯はスギの枯葉のじゅうたんでふかふかと足にとても優しく気持ちよく歩けます。
チェーンソウで彫られたようなふくろうさんがいらっしゃいました。
それにしても歩きやすいけれどお花がなにもありませんね。
少し 寂しい・・・
吊り橋を渡ってから1時間ほどで階段を登り 世附峠に出ました。
小山方面にほんの少し 進むと休憩ポイントらしい 開けた場所がありますがザンネンながら お山は雲の中です。
不老山への登山口もあります。
お目当てのハコネサンショウバラの花びらがたくさん散っています。
遅かったか~と思い 上を見上げたらまだきれいな花も咲いていました。
柔らかい花びら きれいなピンクです。
想像していた以上に花が大きかったです。
ところでここで不思議な光景を見ました。
お手製らしい看板がすごく 多いのです。
公と見られるものも新旧あったりして・・・
他の山では見たことがない光景で違和感が感じられましたが・・・
集めてみました。
話し声が聞こえて熊スズの音も聞こえ どなたか登ってこられた様子。
それでは と私達は山頂へと出発。
初めはなだらかで途中に急登部分があり この日 一番のガンバ!でした。
急登を乗り越え 気持ちいい道に変わりました。
トリカブトがいっぱいありました。
花の時期は楽しみですね。
途中にハコネサンショウバラの木が何本かあり もう 終わっていると思ったけれど 下るとき 確認したらまだつぼみが固かったのでした。
山頂到着! 世附峠から地図では50分になっていたけれど35分ほどで到着しました。
歩きやすいということですね。
時間も早いし 展望もないのでもう一つのポイント地点 ”樹下の二人 ”
へむかうことにして山頂から世附峠に下り 湯船山方面に6分ほど登ると展望が開け 大きなハコネサンショウバラの木もたくさんあります。
不老山が大きく見え 箱根の山々も見えていますが富士山は雲の中から出てきません。
こちらの花はほとんど終わりです。
盛りに来たらきれいでしょうねえ。
日差しは夏のように暑い日で土の照り返しでむぅ~としています。
風も強く あたたかい風でした。
ランチというよりティータイムをしてコーヒーを一杯。
お花がたくさん咲いていたら いいお花見ティータイムが出来たものを。
平日だというのにどんどん登ってこられます。
この山は1年のうち この時期だけの賑わいだとか。
この日 出会った人たちはハイカーというより山慣れした人たちとの印象を受けました。
本日のコースはとても歩きやすく 変化もあり 登山というよりハイキングでしたがモット歩かれていいのになあ と思いました。
人が増えてきたのでランチ場所を明け渡し 同じルートを気持ちよく下り 吊り橋まで戻ってきました。
二度目の慣れのせいか 少し早足となり 揺れが大きかったようで渡り終えたら 体がゆらゆらゆれました。
まるで トランポリンから降りた直後みたい。
時間も早いので橋から200mという夕滝まで足を伸ばしてみました。
おお~なかなか見ごたえありましたねえ♪
山頂を出てから、前後して歩かれたご夫婦は埼玉から来られたそうで 所沢ナンバーの車に乗られていました。
関越 東名を乗り継いで2時間半かかったとか。
山道はよかったけれど歩く時間の方が短いと苦笑いされていました。
山頂の展望はないけれど想像していたより気持ちよく歩ける登山道でした。
我家からは近いのでまた いつか お花の満開時にさくっと歩きに来ましょう。
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コメント
バラの咲く山てのもあるのですねー!
木の上の方に花が付くのでしょうか。
それでも大きな花みたいですし、
お花見に良さそうです~。
手作り?の看板もスゴイですね。
私にはちょっと読みきれなさそう・・・。
それにしてもまだまだ新緑がキレイです!
特に沢筋では一段と映えますね!
ところで丹沢でもその辺りは
ヒルは大丈夫なのですか。
最近丹沢には尻込みしてますー。
投稿: asa0110 | 2008年6月 8日 (日) 22:24
asaさん こんばんは
お元気そうで良かったです。
この木は箱根にもあるようですよ。
名前からしてハコネサンショウバラですから
木全体に咲くようです。
今回は花が終わっている木とまだ固いつぼみの木とあったので楽しめる期間は長そうですね。
お花は結構大きかったです。
私製の看板というか道標というかには驚きましたが皆さんの評判はいいみたい。
ふふ やっぱりヒルは嫌ですよね。
おもに東丹沢に多いらしいので西丹沢ではまだ だいじょうぶと思っていましたが念のためカルディナはスパッツを着けました。 雨の後なので歩き始めはちょっと注意したけれど気配はなかったと思います。
それより いろんな人のレポを読んだらヘビさんに出あった話を何人か書いていたのでそちらの方が嫌だった
嫌だいやだと思うと見つけてしまうのよね。

山の中では出会わなかったけれど朝早々に林道で見つけてしまい ぎゃ~
不老山近くの檜洞丸はシロヤシオの時期なのですごい人出らしいです。
丹沢全体では少し前にピークだったようですがヒルの話はまだ聞こえてきませんが・・
投稿: カルディナ | 2008年6月 8日 (日) 23:13
カルディナさん、こんばんは!


フクロウ君の下の写真は、フタリシズカですよね?
私、なかなかご縁がないようで、
ヒトリもフタリも、会ったことがないんですよ
やっぱりカワイイですね~、会ってみたいです。
実は私もasaさんと同じく、丹沢のヒル、気になってました!
ヒル怖くて、まだ丹沢に足を踏み入れたことありません
東丹沢に多いのですね、覚えておきます。
ありがとうございました!
投稿: ぽてと。 | 2008年6月 8日 (日) 23:51
浅瀬側から入られたのですね。随分前に雪を踏みながら登ったことがありますが、北側は植林が多い斜面ですよね。
5月に行ったときは駿河小山側から入りました。こちらは林道歩きが長いのですが、明るくてそこそこに花の付いた木もあるし、小山の看板の作者のお店は国道沿いですが見つけることもできるかも。店の前に同じタッチの看板がありました。
投稿: flugel GT | 2008年6月 9日 (月) 09:10
梅雨入りしてしまいましたが、雨にたたられず、なによりです。
富士山が見えなかったのは残念でしたが、この季節、あまり贅沢は言ってはいけないのかもしれませんね!(苦笑)
吊橋、こわそ~!! "トランポリンから下りた直後みたい" そうそう、吊橋酔いというか、そんな感じになりますよね。
お目当てのお花! 出会えてよかったデ~ス!!
濃い色、薄い色とあるのですね!
丹沢はうち(埼玉)からですと、確かにアクセスが不便な感じがしてしまいます。
でも、素敵な山がたくさんありますよね!
秩父とはまた雰囲気が違いますし、富士山が大きく見えそう(推測)なのが魅力です。
投稿: HANZO | 2008年6月 9日 (月) 10:54
ぽてと。さん こんばんは。
この日は二人ならずも四人さんもいらっしゃったのです。
他にお花が何にもなかったのでとても気を引きました。
カルディナもヒルは怖いです。
でも 今の時期のシロヤシオ アカヤシオ ミツバツツジ 新緑のブナの山は素晴らしいです。
西丹沢のゴーラ沢からの檜洞丸のシロヤシオ アカヤシオ ミツバツツジはお薦めしますよ。
素晴らしいの一言です。
ぜひ 一度おでかけくださいね。
ヒルは大丈夫のようですよ。
投稿: カルディナ | 2008年6月 9日 (月) 22:17
ふりゅーげるさん こんばんは。
薄暗い植林帯を覚悟してでかけたのですが
お天気もよかったこともありますが明るくて気持ちのいい植林帯だと思いました。
沢沿いの緑もいい感じでしたので不老山のイメージが変わりました
湯船山のブナの中も歩いてみたいなと思います。
駿河小山の方からは明るいのですね。
林道を嫌ってしまいました。
駿河小山には知り合いがいるので良く行きますが そういえばどこかであのようなタッチを見た気がします。
投稿: カルディナ | 2008年6月 9日 (月) 22:29
HANZOさん こんばんは。
あの吊り橋は揺れたけれど高さがないので怖くなかったですよ
奥多摩とも奥秩父とも違う丹沢にもぜひ お出かけください。
ちょっと登り下りがきついけれど
塔の岳への大倉尾根はバカ尾根と呼ばれていて この尾根を地図のコースタイム内に登り下り出来たら北岳にも登れる体力があるということだとある登山家が言っていました。
。
確かに丹沢を歩くと自信がつく気がしまーす
投稿: カルディナ | 2008年6月 9日 (月) 22:43
こんにちは!!!!カルディナさん!
えへへ!不老山とっても気になっていました。
でもやはりカルディナさんが思っていたイメージと
同じ感じを抱いていました。
ガイドブックでは見るけれどなかなかいけないお山ってまだまだ山積みで_(^^;)ゞでもそれが密かな楽しみであったりです♪
カルディナさんのブログに
でてくるたわわという言葉がとっても大好きな
アフーです! このたわわという言葉がでてくる歌で 中孝介(アタリコウスケ)さんの 花という曲があるのですがとっても素敵な曲で大好きな歌なんです(^-^)
おっと暴走してしまいました。
あっ!そうだ伝え遅れました。また必ず愛に来て
下さいって!サンショウバラさんが言っていました!そのときはサンショウバラさんも他のお花に負けずたわわして待っていると・・・♪
( ̄□ ̄;)!!我家はこの吊り橋はたぶん無理かも・・・特に親分が・・・
投稿: アフー | 2008年6月10日 (火) 18:45
アフーさーん こんばんは~
昨日 今日と忙しくしてアフーさんのところへも行けずにいました。
先に来てくれてありがとう
ほんとにそうだよね。
本で見たり 話に聞いたりしてもなかなか行けない山ってすご~くたくさんある。
でも 10年後 20年後にはさらっと行けてるから 山の世界ってなんかすごくない?(^_^)v
今年もそんな山たちに幾つか行けそうで楽しみにしています
中考介さんてステキだよね。
声も詩も曲も好きですよ~。
春 ッて曲もいいね♪
”たわわ”って言葉 ある人が良く使っていたの。
とっても幸せな気持ちになるので私も使わせていただくようになりました
ぜひ たわわのサンショウバラさんにまた 会いに行きま~す(^_-)-☆
すずめちゃん かわいそうだったね。
巣立ったのかな とも考えたけれど親が捜していたのならザンネンなことだったのね。
お隣のすずめちゃんもいつのまにか声が聞こえなくなったので巣立ったものだと思っていたけれど・・・自然界の自然な出来事なんだよね
さあ 烏帽子岳に登りに行きま~す
投稿: カルディナ | 2008年6月10日 (火) 22:36
カルディナさん、おはようございます。
不老山・・・まず名前がいいですね。
ここに登った人はきっといつまでも若くいられるんじゃ?
私も絶対に行かなくちゃ。(笑)
フクロウさんも 手作り指導標も
私、大感激しちゃいそうです。
自然の中では違和感がありそうだけど
私、ああいうものにすごく感動しちゃうタチで・・・。
単細胞なんです。(汗)
バラ系のお花、私はあまり縁がないようで
まだ早かったり もう終わってたり・・・
いつか真っ盛りのバラさんに会ってみたいです。
ヘビ・・・もういるんですね。
私はヘビよりカマキリが苦手なんですが
突然現れたら私もちょっと・・・・
丹沢山塊・・・私もまた行きたくなりました。
すごく奥が深いところですよね。
鍋割の鍋焼きうどんもいつ食べられることでしょう。(食べることばっかり。)
カル2さんの方も含めて 詳細なレポ、
ありがとうございました!
投稿: 弱足ママ | 2008年6月11日 (水) 05:08
ママさーん こんばんは~
私はもう行ったから歳はとらないかしら?
(笑)
このまま止ってほしい~
若々しい(?)サンショウバラが満開のときに見てみたいですね
カマキリ 私も怖い!
小さいのにすごく怖いね!
庭でたまに見つけると大騒ぎします(^_-)-☆
丹沢ってほんとに奥が深い気がする。
私が知ってるのはホンの一部分。
行けば行くほど新しい発見するの。
他にも歩きたい山はごっそりあるし・・・
体は一つだし 体力の限界がちらちら見え隠れするし・・・
ママさんはまだ まだ遥かかなただからうらやまし~。
毎度 山選びの優先順序に苦慮しますよ~
投稿: カルディナ | 2008年6月11日 (水) 23:18