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2010年3月

2010年3月14日 (日)

雪の九鬼山から馬立山(都留市)   後編               2010・3・12

いつか歩いてみたいと思っていた山 第何弾でしょうか

安心して留められる駐車場の情報をいただき 愛宕神社コースで登ってきました雪の九鬼山。

前編はこちら からご覧ください

素晴らしい展望を楽しんだ後 とりあえずは馬立山目指して出発!
岩場があったり ザレ場があるそうなのでカルディナだけ簡易アイゼンを付けました。

雪深い道をどんどん下ります。
逆向きの足跡が少しあります。
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ロープのついている岩場のやせ尾根を通過しますが適当な雪で歩きやすかったかも。
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下りきるとしばらく歩き易い穏やかな道ですがご注意!!
目の前のピークに向かってそのまま進んで行きそう。
馬立山へは左前方向に斜めに下って行きます。
何か案内があるかなと探してみたけれど雪に埋まってるのかもしれません。
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谷に向かって下って行き、ここが注意箇所のザレ場だな と思ってると
後ろからグループさんが追いついて来たので先へ行っていただきました。
みなさん 6本つめ(?)のアイゼンを付けてざくざく進んでいきました。
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凍っていたら嫌なところですね。
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無事通過 後ろ姿に安堵が感じられます
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霧氷があったらシャワーを浴びそうなところを過ぎると広々とホッとする場所に着きました。
先行のグループさんも一息いれるようです。
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もう少し 右に寄ると高川山もどっしりと。
滝子山もお坊山もかっこいい♪
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ほかには誰も来ません。
風もなく 暖かく 静かです。
のんびりとランチタイム。

雪道もまだ荒れていなくて気持ちいい。
いい日に来れたなあ としみじみ・・・

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三ッ峠も富士山も見えるポイントもあります。
雪がなかったら落ち葉ふかふかのルンるん♪道のようです。

田野倉駅への分岐に来ました。
先行者さんは田野倉駅に下ったようで足跡がいっぱい。
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私達は馬立山までは行きたいと猿橋方面に進みます。
こちらは歩いている人は少ないようです。
少し残ってる足跡も途中で消えたりして。

それでも札金峠(さっかねとうげ)につきました。
薄暗く あまり長居はしたくない感じ。
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向かいの山道に入りますが、なかなかの急登のうえ雪が少なく すべって歩きにくいこと。
気持ちがめげそうになるけれど振り返ると木々の間に九鬼山の姿。
励まされました。
あそこから来たんだよね~。
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ピークに出ると穏やかな道にホッとします。
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しばらくすると 少し下って登り返します。
馬立山が目の前にそびえてます。その右横にはジェットコースターのようなアップダウンの山並みが続いています。
気持ちは面白そう~♪
でも体がだめといってます
気温が上がり水っぽくなってきた雪が足に重たくなり 自信がありません。
また出直して馬立山から御前山 菊花山 神楽山を歩くことに。

とにかく 札金峠まで戻るか この急登をクリアしなければ下れません。
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ダンコウバイが咲き始めていました。
雪はあるけれど春ですね~。

時間にしたら15分もないのだけれどきつい登りでした!
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馬立山への分岐に到着。
着いた~!!・・・ふぅ~・・
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馬立山山頂はすぐそこです。
ここまで来たから山頂は踏もう!と。
岩まじりの道を山頂へと最後の登り。

馬立山山頂で~す!細長いです。
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木々の間から見える遠い山並みの奥には真っ白な山。
いずこの山??
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最後の展望を楽しんだ後 先ほどの分岐まで下り戻ります。

最初の予定通り エアリアの地図には書かれていないけれど667・3mのピークにつながる尾根を下って田野倉駅に出ようと思います。

地形図には表示されています。
登山道ではないので標識はないけれど 分岐の指導標に手書きで小さく ”いい道です” と書かれていました。
田野倉駅まで50分とも。

わかりやすい尾根でもあるし たくさんの人が歩いているので トレースがなくても心配はしていませんでした。
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確かにわかりやすく いい道でした。
雪がなかったら歩きやすいのだろうな と思いながらも雪が柔らかくなりすぎて歩きにくい。
吹き溜まりは足首までもぐります。
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小さなアップダウンを繰り返しながら下っていきます。
マンサクやダンコウバイの黄色が目に付きました。
春を感じられるのは楽しいですね。

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ところどころ展望のいいところがあります。
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九鬼山も立派なこと!
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下に見える街並みも近づき 雪もなくなってきたのでアイゼンをはずしたらもう!!大変でした。

少なくなった雪がすべり 下の落ち葉が濡れてすべり さらにその下の水分を含んだ関東ローム層の土が滑り台のようでした。
この日 一番てこずって時間がかかったところでした

雪がなく 乾いていたらとても気持ちのいい道だと思われました。
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登山口に降りました。やれやれです。
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道路に降りたけれど駅はどっちだっけ?

左にお稲荷さんの赤い鳥居を見て一段下に下りると案内板がありました。
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さらに一段下に下る道を行くと小さな川を渡って舗装道路に出ました。
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右方向の駅に向かって歩けばすぐ田野倉駅です。
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お疲れ様でした。想像以上に変化にとんだ楽しい山道でした。
今度は逆ルートで馬立山まで登り 面白そうなギャップを越えて大月か猿橋に降りてみたいと思います。

禾生駅から九鬼山までの行程は 前編 にてご覧ください 
                                                     

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雪の九鬼山から馬立山(都留市)   前編               2010・3・12

以前から歩いてみたいと思いつつ 駐車場のことがネックで実現できませんでした。
富士急禾生駅と田野倉駅に1日駐車ができるとの情報をいただき 出かけてきました。
始発電車から終電まで300円で預かっていただけます。
うれしい情報でした
今回は禾生駅に預かっていただきました。

できれば九鬼山から縦走して大月駅か猿橋駅に降りたいと思っていましたが思いのほか雪が多くて どこまで行けるでしょうか・・・
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九鬼山 

禾生駅前の国道を大月方面に10分ほど歩くと朝日川にかかる落合橋を渡ります。
渡ったところに登山口の案内があります。

ここまでの道中 丹沢の低い山々も真っ白 中央道沿線の山々も雪がたっぷりついてる模様です。
一昨日 神奈川県の我が家のほうは霙だったけれど、山はしっかり降ったようですね。
歩道に残っている雪が凍ってつるつるで歩きにくいこと。

九鬼山への案内に従って かの有名なレンガの橋をくぐります。
雪でいっそう風情を感じます。
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ポイントごとに案内が立てられていて迷うことなく 杉山新道との分岐に来ました。
杉山新道のほうがたくさん歩かれてるようで、きっと気持ちよく歩ける道なのでしょう。

今回はカル2が愛宕神社に寄りたいということで愛宕神社コースで登ることにしました。
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少し上ってきたので綺麗な景色。
滝子山から黒岳への稜線と その下にはリニアの線路が見えます。
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分岐からすぐに愛宕神社はありました。
日ごろカル2が神社にお世話になっているのでお参り。
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薄暗い杉林の中をしばらく登って行きます。
下って来てる大きな足跡があったのでちと 安心。

だんだん傾斜がついてきてぽたぽたと汗が落ちてきます。
ここのところ楽々ハイクばかりだったせいでしょうか
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リニアの線路が高川山に吸い込まれてますね。
作業車も見えるのできょうは運転休止かしら・・・ザンネン。
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杉林を抜け 雑木に変わり明るくなってきました。
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傾斜も緩み いい気分になってきますが一時で 再び植林帯に入ります。
先ほどから足元の白い雪がところどころ黄色に染まってるのです。
何だろうと思っていたら花粉です!
幸い カルさんずは二人とも花粉症ではないので害はなかったけれど。
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すぐ上に見えている尾根の下をトラバースするように進むと自然林の雰囲気のいい道を登るようになります。
見晴らしも良くなり 木の間越しに富士山の姿も♪
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明るい日差しを浴びながら 時々展望も楽しんでると分岐につきました。
いろいろ案内がされてますね。
エアリアの地図にはない田野倉駅へのルートの分岐点でもあります。
道ははっきりしてるようですね。
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九鬼山から下ってくるとこんな風に見えます。
振り返って写してみました。
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富士山がきれいに見えました!
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しばらくすると急登の始まりです。
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覚悟してきましたよ。
4分ほど登ると巻き道である新登山道との分岐の案内がありました。
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この雪ですもの。しかたなく直登です。
ほんとに急坂です。
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アイゼンを付けるほど凍ってはいないのでキックステップで頑張ります。

いったん穏やかになると展望がいいと言われる天狗岩の案内板がありましたがトレースもなく この日はパス。
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まだまだ左が雑木林 右が植林の中の急登が続きます。
山頂まであと20分!・・・と書いてありますが・・・
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キックステップに疲れてきた頃 先が明るくなってまもなく富士見平到着
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案内板の右がなるほど富士見平ね。
富士山が見えて良かった♪
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案内板に戻り 向かって左に進み2分で山頂到着!!
木に立ち入り禁止なんて クマさんや鹿さんに対しての注意かしら・・・
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九鬼山山頂
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山頂のテーブルに積もった雪
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賑やか過ぎる案内でかえって目に留まらなかった
親切ですね~。
温度は7℃でした。
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素晴らしい眺めです。
左の滝子山から大蔵高丸 黒岳 牛奥の雁ヶ腹摺山稜線
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右にターンして行きます。
肉眼では一番奥に真っ白の頂も見えているのだけれど・・・

足元には馬立山
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さらに右へ  奥多摩の山々も
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大月の街の向こうに百蔵山 扇山 後ろに権現山
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杉山新道から登っていらした男性二人組みさんはカルさんずが登って来たルートで下山 田野倉へ降りるそうです。

さて カルさんずはどうしよう?
雪の量も多いし・・・
いろいろ 検討した結果 行ける所まで行ってみようとなりました。
地形図を見ていくつかエスケープルートに使える尾根も頭に入れてきたのでGO!

その模様は 後編 にてご覧ください 

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