東北応援ツアーIN松島・中尊寺・毛越寺 2012・4・22~23
仕事先 埼玉支店長企画の東北応援ツアーに参加して来ました。
カルディナは神奈川県 上司は埼玉支店所属・・・という複雑な関係。
それはさておき総勢500名で大移動。
宮城県のかの松島一の坊ホテルに向けて出発。
☆行程は松島 一の坊ホテル~中尊寺~毛越寺
遠路はるばる一泊2日の大忙しのこの旅行、それなのに何故こんなに大勢の参加者となったのか。
昨年の3・11のあの巨大地震、巨大津波。
その中で200名以上の東北の仲間全員が怪我一つせず、一の坊ホテルさんに命を守っていただきました。
その御礼に企画された旅行だったのです。
ホテルの庭
松島は小さな島がたくさん点在している観光地です。
今回はそのお陰で巨大津波の被害が少なかったようです。
5階から巨大津波の壁が押し寄せてくるのが見えたそうです。
その壁が松島湾の入り口で二手に分かれていくのも。
その直前に起きた巨大地震。
その時東北の仲間たちが一の坊ホテルに集ってセミナーの真っ最中
その場に参加していた人がその時から無事に帰宅するまでの様子を話してくれました。
あまりの揺れの大きさにみんな身動きできずにいたために怪我人が
一人も出なかったそうです。
もし もう少し揺れが軽かったら我先にと出入り口に殺到してどんな
状態になったか恐ろしい・・・と。
建物自体も古いけれどしっかりしていたので崩れることもなく
ホテルの人たちがセミナー会場から出ないようにと指示。
今回 天井を見上げてみたけれどゆらゆら揺れるシャンデリアは
ついていなかった。
当日はどんな照明だったのか、聞きそびれましたが。
電気もガスも水道も止まったけれど丸2日間、ホテルの人たちが全員で工夫を凝らしておにぎりを握ってくれて一生懸命お世話してくれたそうです。
ホテルの部屋から見た松島湾
こんなに海に近いのにあの巨大津波にも負けなかったなんて!
バスガイドさんはこのホテルは何か持ってる!(祐ちゃんみたいに)と思ってるそうです。
松島にあるたくさんのホテル 旅館の中には廃業したところも多いと
聞きました。
有名な観光地だと思っていたけれど気のせいか寂しい感じでした。
伊達家の菩提寺瑞巌寺も参道まで津波が襲ったとか。
今も修理中で中に入ることが出来ませんでした。
やっと復興し始めたところではないでしょうかとガイドさんもおっしゃっていました。
朝 海を見たら海鳥がたくさん集まっていました。
きっと小魚が戻ってきたのでしょう。
岩手県の海岸沿いのあの被害の大きさからみても今ここに宿泊して
海を見ていることが奇跡なのかもしれません。
地震、津波に遭ってから3日目に会社からのバスの派遣で走れる道を探し探して他の宿泊者も含めて全員を自宅に送り届けることが出来たとか。
松島に来ていた観光客さんも右往左往して瑞巌寺や高台に避難したそうです。
冷静で温かかったホテルの対応がどんなにありがたかったのか実感できました。
次々と出てくる今回のお料理もおいしかったです♪
宴会も参加者の有志で大盛り上がり。
ちょっと驚いたのは参加者の気持ちです。
実際に何やらの応援、支援活動をしている人も大勢いるけれど
この1年みんな何か応援、支援したいと思っていたことです。
会社で今も募金活動はしていてもみんな何かしたいと思っていたようです。
いま自分にできること。現地でお金を使うこと。そう考えていたのでしょうか。
ホテルで朝市をした石巻からの海産物や各おみやげ屋さんでも
持ちきれないほどの買い物をしていた姿に胸の内を感じました。
今回の企画メインは一の坊ホテルに泊まることですが、そのほかに
中尊寺と毛越寺に寄って来ました。
着いた当日は行事もいろいろだったので時間がなく 瑞巌寺は中に入れないということなので蝋人形館に入ってきました。
東北に関係している政治家、作家など歴史上の人物がたくさん!
パッと見は普通のお人形だけど近づくとぞくぞくするほどリアルです。
一人で見ていたらきっと怖くて逃げ出しそう。
撮影禁止なので残念。
伊達政宗の生涯を蝋人形で表していましたがこちらは撮影OKなので少しだけ。
目を患った幼少の正宗、実の母に3回も毒殺されようとした青年期、
晩年の穏やかではあるけれど鋭い眼光の正宗。何を思ってるのでしょう。
翌朝はホテルの人たちに頑張ってくださいと御礼とエールを送り
中尊寺へ。
とうとう雨が降り出してきました。
中尊寺というお寺はないそうですね。
初めて知りました。参道全部が中尊寺だとか。
40年ぶりに訪れましたがそんな昔では初めてと同じです。
金色堂はお家の中に囲われています。
この中にあるのです。
もちろん撮影禁止です。
団体行動ではなくゆっくり拝見したいと思いました。
松尾芭蕉
福島 仙台付近が桜の満開。
こちらはまだつぼみ 桜が咲いていたら・・・と何度も思いました。
本堂
桜が満開になったら美しい風情の中尊寺が味わえるのでしょうね。
土手に咲くショウジョウバカマとカタクリが慰めてくれました。
入り口そばにある弁慶の墓。いい枝振りの桜が寄り添っていました。
すぐ近くの毛越寺。まだ梅が満開。
梅の後にはレンギョウ。
入り口にあった大きなしだれ桜も咲き始めたところ。
まだ冬枯れの大きな池の周りを散策。
こちらも時間をかけてゆっくりと回りたいものです。
駆け足の東北応援ツアー・・・忙しかったけれど参加して良かった。
被害の大きかった岩手の海岸線には届かなかったけれど今の現状をたびたび訪れているバスガイドさんが説明してくれました。
やっと復興の始まったところ まだまだ復興という言葉にはほど遠いところ。
先の長い 遠い遠い道のりが続いてるんですね。
1日も早く、松島もまた元気な観光地に戻れますように。
自分にできることを続けて行きたいと思います。
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コメント
カルディナさん♪カル2さん♪ こんにちは~~
今回はお声掛けてくださり、ありがとうございました!
早速、遊びに来ましたよ~ん(笑)
一ノ関の用事って…応援ツアーだったのですね!
やっぱりね~現地にご縁無いとナカナカ出来ない事だと思うんですよ。
直に聞く話は…おそらく生々しい物もあったかとお察ししますが。。
私は沿岸部出身の知人から、震災直後からの現地の話を色々と聞いてたので悪い話も聞いてます。。
放射能とか色々問題山積みだけど 早く復興して貰いたいものですね。
松島一…って読んじゃったけど
大昔の社員旅行で。
一の坊さんのスィートに泊まった事あるんですよ、私
プールみたいな大きな池、懐かしな~~!
仙台からバスで行って、帰りは一ノ関から新幹線の旅でしたか?
松尾芭蕉の旅だったんだぁ♪イイですね~
桜は残念でしたけど、世界遺産が見れて良かったじゃないの~(v^ー゜)
過去3年間の山の記録を目次だけサラ~ッと見たんですけど。。
2年前にカルさんずが栗駒山へ登られた日、私、一ノ関にいたんですよ
確かね~この辺りって岩手山に雪降った頃だったと思うのね。
中央コースの道は去年登ったんだけど、登山道も車道も修復が進んでましたョ。
後、去年の小金沢連嶺は…2日違い(ウチの方が先
)予報外れて
でした
カル2さんは…狛犬さん萌え
でしたか
狛犬さんばかり贔屓してたら ご主人さま(=神様)がヤキモチ妬いちゃいますよ~!
私は神社仏閣には興味無いんで、見てれば解る程度にしか解らないけれど、色んなお顔の狛犬さんがいますよね。
あ・うんで物事の始まりと終わりを指すんですよね。。踏んでる物も違えば…神様の下にいる場合もあるし、考えれば奥が深いかも。。
…って長々すみません
では~楽しいGWを!!
投稿: れれちゃん | 2012年4月28日 (土) 10:40
れれちゃんさ~ん こんばんは~
来ていただけるとは!うれしい~です。
震災の話はやっぱり現地で聞くとインパクトがありましたがほんとはもっともっと話の何十倍も大変なことだったんでしょうね。
応援したい、支援したいなんて簡単に言っていいのだろうかと思うときがあります。
ははは ”松島一”って読んじゃいますよね。
”松島”を小文字にすればよかったかな
え~っ!!スィート??
豪華~!!!
今の建物は年季が入ってきたけど大昔ならぴかぴかだったでしょ!
社員旅行でスィートなんてどんな会社ですか(笑)
私たちは新幹線も乗れなかったんです。
大宮からバスで往復です。
一ノ関は遠かった~。
でも世界遺産に触れたのは良かったですよ。
我が家の近くの鎌倉もいつかなるのかな。
また今度はカル2とゆっくりお出かけしたいです。
山記録も読んでいただいたの?
最近 山登りも少なくてお散歩ブログになっちゃって(^^ゞ
栗駒山に登ったとき 一ノ関では親切な若奥様にすごくお世話になったんですよ~。
気さくで親切で・・・あの方も被害にあっていないといいなあと思ってます。
栗駒山は真っ赤になったときぜひ!行きたいです!
あの地震もすごかったですね~。
小金沢連嶺・・2日違い!
惜しい!お会いできていたらカル2も大喜びしたのにね。すごいおじさんで申し訳ないけど
遊びに来て頂いてほんとにうれしかったです♪
また東北の話を聞かせてくださいね。
投稿: カルディナ | 2012年4月28日 (土) 20:52
れれちゃんさん、ようこそ!
>>すごいおじさんで申し訳ないけど

のカル2です。
某掲示板で、優しくてとっても思いやりのある親しみやすい方だなぁ!と思い、ファンとなってしまいました。
ニアミスだったのですね。お逢いできたらとっても嬉しかったのですが。残念。
>ご主人さま(=神様)がヤキモチ妬いちゃいますよ~!
え~と、狛犬さんに逢わせて頂いたお礼のお参りはしてますが・・・。
でも、神様のヤキモチは怖いでしょうから、お賽銭のベースアップを検討しなければいけませんね。
狛犬さん、子獅子を足で抑えているのが居ますが、とっても優しく手を?足を?添えているのが多いですね。
特に少し古めのものに、そんな親心?が感じられます。
建立者の思いか?石工さんの思いなのでしょうね。
そして、製作年代や地域によっていろんな姿・形をしているのも魅力です。
顔も個性があって面白いですよ
と、狛犬の話が長くなってしまいました。
栗駒山、黄葉の素晴らしい時にもう一度お邪魔したいです。
とっても綺麗なんだそうですよね。
カルディナも書いていますが、一ノ関の方の思いやりのある心使いがとっても印象に残っています。
これからも、是非色々な話をお願いします。
れれちゃん言葉?が懐かしかったです。
コメント、有難う!
投稿: カル2 | 2012年4月28日 (土) 21:42