下見を兼ねて峰の薬師へ(神奈川県津久井湖) 2015・3・5
朝の用事を済ませると天気も良く、あまりの暖かさに外に出たくなり
うずうず。
されとて山に登る時間はない。
そうだ!ずっと行きたいと思っていた津久井の峰の薬師に行きたい。
渋るカル2を促して昼前にGO!
拡大できます。
草戸山周辺と組み合わせて歩きたいと温めていた企画です。
なぜ?って小説[姿三四郎]に謂れがあるから。
富田常男原作の古い古い長編小説。
明治時代の純粋な一人の柔道家の物語でカルディナが10代の頃、
本がボロボロになるまで何度も何度も読み返してはラストシーンに涙しました。
強すぎるがゆえに次々と戦いを挑まれる。
その最初の決闘の舞台がここ 峰の薬師だったのです。
その後 決闘の相手は生涯の友になるのですが・・・・
人間姿三四郎に憧れて、そして恋模様にも・・・今もその本は大事に
しまってあります。
山歩きを始めてから夢中になった新田次郎原作の小説[孤高の人]
主人公加藤文太郎と似ているね。
峰の薬師には駐車場もありトイレもあるとか。
それで下見を考えたわけです。
甘かったですねえ~。
たどり着くまで想像以上の山道で助手席のカルディナはハラハラ、ヒヤヒヤ、
対向車が来たらどうなるのか。
我が家の車は4WDなのはいいけれど少し車幅が広い。
狭い道がさらに少し崩れているところがあってほんとにドキドキ。
確かに広めの駐車スペースはありました!
トイレもありました!・・・ただあまり使いたくなかったけれど。
茶店もあります。
フ~ッとにかく無事にたどり着きホッ!
奥に進むと薬師堂 右から草戸山や三沢峠に行かれるようです。
奥の院は10分ほど登ったところにあるそうです。
この地出身の憲政の神様と言われた尾崎咢堂(行雄)の詠んだ歌碑もありました。
[わたくしの身は祈らねど古里の峰の薬師にわれもぬかずく
薬師ます峰の高きをふるさとに究めぬも惜し更に登らん
登りきて祈るこころも忘れけり
薬師の峰の秋の美し]
津久井湖も美しい。
伊勢原の日向薬師を想像していたのでちょっとびっくりしたけれどここは素朴でひっそりして三四郎の決闘の場にふさわしいかも(*^-^*)
東京の人がどうしてこんなところを決闘の場に選んだのでしょう。
それもこんな山の上・・・小説の世界ですからね。
映画はここでロケしたそうですね。
こんな碑もひっそりと。
右は富士 左は高尾 と書かれています。
ベンチもテーブルもあるので山から下りてきたら津久井湖を眺めながらひと休憩するにぴったりな場所。
私好きかも。今度は歩いて来たいね。
春はそこまで
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